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外向的な人は一般的に「聞き上手ではない」と認識されやすいようです

皆さんは外向的ですか?
それとも、外向的になりたい人ですか?

外向的な人とは、社交的であり、活動的で、社会的な状況に積極的に関わろうとする人のことです。
自分の内面のことよりまず外部からの刺激に注目する性質を持ち、他人とのやりとりを楽しんだり、新しい経験をすることを避けないことが多いです。

そんな、社会的に望ましいとされている外向性ですが、外向的な人は良い印象を持たれているばかりではないようです。
外向的な人はどう思われているのか、聞き上手に思われないのはなぜなのかについての研究をご紹介します。

外向性とは? 外向的な人の定義

人格パーソナリティ心理学における外向性(外向的)とは、社交性や活動性、積極性を示す性格特性です。
外向的な人ほど外部の刺激を積極的に求めていき、他者や社会に能動的に関わりにいくものとされています。

人といる時間を多く持ち、相対的に一人で過ごす時間は少なくなります。
一人でいることに退屈しやすいところがあります。

他の人と群れることが多く、周りに人のいる方が充実感を得、活動的になります。
自己主張しやすく、精力的で、比較的陽気です。

友達など親しい人を作りやすく、人付き合いが得意な傾向にあります。
人との相互作用やりとりを好み、おしゃべり好きであると言われています。

外向的な人は聞き上手と思われているか? 外向的な人への印象

フランシス・J・フリンらは外向性と聞き上手の間の関係について調査と実験を行いました※1
小グループで作業しているMBAの学生を対象に、自分自身が外向的であるかどうか(自己評価)と、グループメンバーが聞き上手だと思うか(他者評価)を調査し、双方の評価を突き合わせました。

その結果、外向的な人ほど聞き上手ではなく、グループメンバーから「聞き取りが悪い」と評価されていることが分かりました。
外向的な人は前向きで肯定的、情緒的にも温厚といったポジティブな評価を受けていたにもかかわらず、この「聞き上手ではない」ように見える傾向は確認されました。

外向的な人は他者への見せ方が上手い

同じくフリンらの別の実験では、架空の人物を呈示し、その人が「どれくらい外向的か」と「自分の情報をどれくらい修正したり補正したりするか」の間に関連が見られるかも調べられました。
その結果でも、外向的だと見なされれば見なされるほど、聞き下手と評価されました。

そして、外向的な人物像であるほど、自己呈示を修正しやすいと見なされました。
外向的な人は自分の良い面を選択して呈示したり、話を「盛って」話したりすることに長けているだろうと評価されていたのです。

フリンらは「外向的な人は社交的であるもののそれは一方的で、情報を受け取ることではなく発信することの方に熱心である。外向的な人は実際には話をそれほどは聞いておらず、そのことを隠す演技の方にこそエネルギーを注いでいると考えられる」と考察しています。

まとめ

外向的な人のポジティブな側面はしばしば羨望の的になりますが、実際に人から「外向的だ」と思われることは良いことばかりではないのかもしれません。
今回紹介した研究はアメリカのものですが、日本ではまた別の外向性に対する否定的な評価が下されている可能性も充分にありそうです。

内向的な人が「別人になろう」「本来の自分を知られないように生きよう」とすることには大変な労力を要し、しかも今回の「聞き上手」のような好印象をみすみす捨てることになるかもしれません。
自分本来の性質を知りたい方、その性質をもっと伸ばしたいと考えられている方は、ぜひ一度当オフィスにご相談ください。

※1 外向性と傾聴意識との間にある負の関係 https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/01461672211072815

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